電話応対のビジネスマナー|受け方・かけ方の基本
ビジネス電話応対とは、会社の第一印象を左右する受け方とかけ方の型を、出る・名乗る・聞く・取り次ぐ/伝言・切るまで一続きで身につけるための実務である。
新人が最初の1週間で詰まりやすいのは、取り次ぎの保留と身内の敬語だが、そこにははっきりした正解があります。
ビジネスマナー研修の現場で配っている電話の横に貼る定型フレーズメモのように、本記事はそのまま使える言い回しを散りばめながら、受ける側だけでなくかける側の時間帯選びや切り方まで通して整理します。
読了後には、伝言メモの必須6項目を落とさず書けるところまで、実務の手触りで押さえられるでしょう。
電話に出るまでの基本:3コール以内と第一声
電話を受ける基本は、鳴ってから3コール、約10秒以内に出ることです。
相手を待たせない姿勢はそのまま会社の印象に直結するため、手が空いていなくても優先して取る意識が求められます。
研修では「3コール以内」と伝えると新人は身構えがちですが、2コール目の途中で受話器に手をかけ、3コール目の頭で出るとちょうどよいリズムになります。
もし3コールを超えたら、第一声の前に「お待たせいたしました」を添えましょう。
なぜ3コール以内なのか
3コール以内という目安は、単なる作法ではなく、相手への応対速度をそろえるための基準です。
電話は待たせた時間がそのまま印象になりやすく、出るのが遅いだけで「この会社は反応が鈍い」と受け取られかねません。
実務では、ちょうど作業中でも一瞬手を止めて出る判断が必要になります。
特に新人は迷っているうちに4コール、5コールと伸びやすいので、2コール目の途中で身構え、3コール目の頭で応答する感覚を体に入れておくと安定します。
3コールを超えた場合は、何より先に「お待たせいたしました」と言い切ることが先決です。
これがないと、相手は「待たされたのに無言で出られた」と感じやすく、最初の一声で空気が重くなります。
電話は声だけで判断される場面なので、遅れた事実を先に受け止める一言が、その後の会話を滑らかにするのです。
出る前に利き手と反対の手で受話器を取り、利き手にペンを持ってメモを整えておくと、応答後の取りこぼしも減らせます。
第一声は『お電話ありがとうございます。〇〇株式会社の××でございます』
第一声は「お電話ありがとうございます。
〇〇株式会社の××でございます」が基本形です。
声しか伝わらないため、普段より少し高めで明るいトーンを意識し、ゆっくりはっきり名乗ると相手に内容が届きやすくなります。
新人がよくやる失敗は、冒頭がこもって会社名まで聞き取れず、相手にもう一度名乗らせてしまうことです。
電話の前に一度小さく声を出して喉を開いてから出るだけでも、最初の数秒はかなり変わります。
この型が使いやすいのは、挨拶と名乗りが一続きになっているからです。
受け手が最初に安心でき、誰が出たのかもすぐ分かるので、用件に入る前の探り合いが減ります。
もし担当者への取次ぎや用件確認につながる場面でも、入口が整っていれば会話全体が落ち着いて進みます。
まずはこの一文を、迷わず口に出せるところまで練習してみてください。
『もしもし』がビジネスで不適切な理由
「もしもし」は、元は電話が聞き取りにくかった時代の確認の言葉で、今のビジネスシーンではややくだけた印象を与えます。
社外の相手に対しては、挨拶と名乗りだけで十分に丁寧さが伝わるため、わざわざ確認語を挟む必要がありません。
電話応対では、くだけた言い回しよりも、最初から相手に礼を示す表現を選ぶほうが自然です。
代わりに「お電話ありがとうございます。
〇〇株式会社の××でございます」と始めれば、場にふさわしい印象になります。
この違いは小さく見えて、実際には大きいものです。
「もしもし」は日常会話では違和感がなくても、会社の窓口として出る場面では少し軽く響きます。
電話は顔が見えないぶん、第一声がそのまま会社の空気になりますから、入口の言葉は丁寧にそろえておくのがおすすめです。
迷ったら、挨拶+名乗りを基本にしましょう。
そうしておけば、次に続く用件確認や取次ぎも、自然に進められます。
用件を正確に聞き取る:5W1Hと復唱確認
5W1Hで用件を受け止めると、会話の流れに押されず、必要な情報を取りこぼしにくくなります。
聞きながら社名・氏名・用件の3点を先に枠として押さえ、あとから詳細を埋める形にすると、新人が落ち込みやすい「終わってから何も残っていない」という状態を避けやすいのです。
聞きながらメモを取る習慣
用件は、いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように、の順で追うと整理しやすくなります。
全文をそのまま書き取ろうとすると手が追いつかず、肝心な日時や相手の意図を落としやすいので、キーワードだけを短く残すのがコツです。
たとえば「訪問日時」「数量」「電話番号」「固有名詞」のように、あとで見返したときに意味がつながる形で記録しておくと、伝言や引き継ぎにそのまま使えます。
実務では、新人が「要点をメモできず会話が終わってしまった」と肩を落とす場面がよくあります。
そこで、聞きながら社名・氏名・用件の3つだけ先に枠を作ってメモするよう指導すると、取りこぼしが目に見えて減ります。
最初から完璧な記録を目指す必要はありません。
まず骨組みを残し、足りない部分を会話の中で埋めていくほうが、応対の安定につながります。
復唱で防ぐ聞き間違い
日時・数量・電話番号のような数字、会社名や人名のような固有名詞は、聞き間違えると影響が大きくなります。
だからこそ、その場で復唱して認識を合わせる手順が欠かせません。
「〇月〇日〇時、△△の件でよろしいでしょうか」と言い直すだけで、相手の意図と自分の理解がそろい、先方も安心して話を進められます。
確認をはさむのは遠回りではなく、誤伝達を防ぐ最短距離です。
復唱を面倒がって省いた結果、訪問日時を一日間違えて伝えてしまったトラブルは、現場では珍しくありません。
たった一度の言い間違いでも、相手の予定や社内の段取りを崩してしまうため、復唱は相手のためというより自分を守る確認だと考えるほうが実感に合います。
聞き取れなかったときも曖昧に流さず、「恐れ入りますが、もう一度お伺いしてもよろしいでしょうか」と丁寧に聞き返しましょう。
分かったふりが、いちばん大きなミスにつながります。
相手が名乗らないときの確認フレーズ
相手が社名や氏名を名乗らないまま要件だけを話し始めたら、取り次ぐ前に確認するのが基本です。
「失礼ですが、お名前(御社名)をお伺いしてもよろしいでしょうか」と一言添えるだけで、伝言の精度が上がり、後から誰の電話だったのか分からなくなる事態を防げます。
営業電話では名乗りがあいまいなこともあるため、先に確認しておくほうが応対の流れも落ち着きます。
このときは、社名だけでなく氏名も必ずメモに残しておきましょう。
名乗りが不十分なまま会話を続けると、担当者に回した際に相手を特定できず、折り返しや伝言が成立しません。
最初の数秒で丁寧に確認する姿勢が、その後のやり取り全体を楽にします。
聞く、書く、復唱する。
この順番を崩さないことがおすすめです。
取り次ぎのマナー:保留・身内の呼び方・不在対応
取り次ぎは、短くて簡単な動作に見えて、電話応対の印象を決める場面です。
担当者に回すときは必ず保留にし、相手にはいったん待っていただく流れを徹底しましょう。
保留は30秒が目安で、超えそうなら一度応答して状況を伝えると、放置された印象を避けられます。
取り次ぎは必ず保留にしてから
保留にせず、手で送話口を覆っただけで担当者を呼ぶのは避けます。
社内の会話が相手に漏れれば、たとえ短いやり取りでも「雑に扱われた」と受け取られやすく、応対全体の印象を損ねます。
新人が保留ボタンを押し忘れて、「今ちょっと席外してるんで…」という社内の声がそのまま聞こえてしまう失敗は珍しくありません。
だからこそ、保留は考えてから押すのではなく、反射的に押す癖にしておくとよいのです。
取り次ぐ前は、「〇〇でございますね、少々お待ちくださいませ」と相手の指名を復唱してから保留にします。
誰に回すのかをその場で確定させることで、誤転送を防げるからです。
保留が長引きそうなら、いったん受話器に戻って状況を伝えましょう。
沈黙のまま待たせるより、ひと声あるだけで相手の不安は和らぎます。
身内に敬称を付けない理由と正しい言い方
社外の相手に対しては、自社の社員に敬称を付けず呼び捨てにするのがマナーです。
たとえば「山田部長はいらっしゃいますか」と尋ねられたら、「山田はただいま外出しております」と答えます。
身内を立てる言い方は、結果として相手を外側に置く形になり、会話のバランスを崩しやすいからです。
研修でも「山田さんは外出中です」と返してしまう新人は毎年いますが、家庭内の呼び方がそのまま出やすいだけで、社外では呼び捨てと一度刷り込むと定着します。
この切り替えは、単なる言葉選びではありません。
社外の相手に向けて、自社の人間関係を持ち込まない姿勢を示すことでもあります。
呼称を整えるだけで、電話の受け答えは驚くほど落ち着いて見えるものです。
不在の理由別フレーズ
担当者が不在のときは、理由に応じて言い回しを変えます。
外出中なら「申し訳ございません、〇〇はただいま外出しております」、席を外しているなら「ただいま席を外しております」、接客中なら「ただいま来客対応中でございます」、会議中なら「会議中でございます」といった具合です。
休暇中であれば「休暇をいただいております」と明確に伝え、戻り時間が分かれば添えると、相手は次の動きを考えやすくなります。
不在を伝えたあとは、そのまま終わらせないことが丁寧さにつながります。
「戻り次第こちらからお電話いたしましょうか」「よろしければご伝言を承ります」と選択肢を示すと、相手は判断しやすくなります。
こちらが先回りして次の一手を示すだけで、待たされる時間の印象はかなり変わります。
電話応対は、言い切る力と気配りの両方で整えていきましょう。
保留と折り返しの時間設計:待たせない目安
保留と折り返しは、相手を待たせる時間をどう管理するかで印象が決まります。
保留は30秒をひとつの目安にし、それを超えそうなら「このままお待ちいただくか、折り返しのどちらがよろしいでしょうか」と選択肢を返す流れが安心です。
数字で見通しを示し、待つ側に判断を渡すことが、無駄な不安を減らす近道になります。
保留30秒ルールと超過時の選択肢提示
コールセンター研修で実測すると、保留の体感時間は実際の倍近く長く感じられます。
30秒でも相手には1分のように感じられるため、沈黙を続けるより、状況をひと言で区切るほうが丁寧です。
確認に30秒以上かかりそうなら、一度保留を解除して「お調べするのにお時間がかかりそうです。
このままお待ちいただくか、折り返しのどちらがよろしいでしょうか」と選んでもらいましょう。
待たせる側が決め切るのではなく、相手に主導権を返すことで、納得感が生まれます。
折り返しは所要時間をセットで約束する
「後ほど折り返します」だけでは、相手は何時間待てばよいのか分かりません。
実際、そう伝えたまま何時間も連絡がなかったことでクレームに発展した事例があります。
折り返しは「30分後にお電話いたします」「18時までにご連絡いたします」と、所要時間や期限を数字で伝えるのが基本です。
さらに、折り返し先の電話番号と都合の良い時間帯も先に控えておくと、再連絡の行き違いを防げます。
ここでも「恐れ入りますが、念のためお電話番号を頂戴できますでしょうか」と添えると、尋ね方がやわらぎます。
印象を上げるクッション言葉の組み立て方
依頼や確認は、クッション言葉→理由→依頼形→お礼の順で組み立てると、短い一言でも角が立ちにくくなります。
たとえば「恐れ入りますが、確認いたしますので、少々お待ちいただけますでしょうか。
ありがとうございます」と言えば、何をするのか、なぜ待つのかが自然に伝わります。
保留明けは必ず「大変お待たせいたしました」と入れてから本題に入ると、たとえ短時間でも待たせた事実への配慮が伝わります。
言葉の型を整えるだけで、処理の速さと丁寧さは両立しやすくなるでしょう。
伝言メモの取り方:必須6項目とテンプレート
伝言メモは、担当者が不在でも対応を止めないための最小限で確実な記録です。
宛先、受信日時、相手の社名・氏名、用件、折り返し要否と電話番号、受けた本人の名前の6項目をそろえるだけで、誰に何をどう渡せばよいかが一目で分かります。
新人が「電話があったことは伝えたが番号を聞いていなかった」となって折り返せず、相手を二度手間にさせる失敗は定番で、だからこそ最初から枠を決めて残す運用が効きます。
伝言メモに書くべき6項目
伝言メモの基本は、項目を増やすことではなく、必要な6つを毎回抜けなく埋めることにあります。
宛先は誰宛の伝言か、受信日時はいつの電話か、相手の社名・氏名は誰からの連絡かを明確にし、用件と折り返し要否、電話番号、そして受けた本人の名前まで残しておくと、担当者は状況を確認しながら動けます。
実務では、あらかじめ6項目の枠を印刷したメモにしておくと、書く順番に迷わず、抜け漏れも目に見えて減ります。
この6項目がそろっていれば、伝言は口頭での言い直しに頼らず、後から見てもそのまま使える記録になります。
特に「相手の社名・氏名」と「受けた本人の名前」は、どちらが来訪・架電の相手で、誰が受けたのかを切り分ける要です。
伝言が一度で伝わるかどうかは、内容の多さではなく、再現できる形で残せるかどうかで決まるのです。
用件の3パターン
用件は大きく3つに分けて考えると整理しやすくなります。
担当者から折り返してほしいのか、相手が後でかけ直すのか、あるいは「電話があったことだけ伝えてほしい」のか、まず種類を確認してからメモに落とし込むと、次の行動がぶれません。
ここが曖昧だと、ただの伝言で終わるはずの連絡が、折り返しの要否を巡る確認作業に変わってしまいます。
折り返し希望なら、電話番号と都合の良い時間帯まで控えるのが基本です。
番号を聞きそびれると折り返せず、結局もう一度相手に手間をかけることになります。
相手から後でかけ直す場合も、いつ頃が目安なのかを書き添えると担当者が待機しやすくなり、「電話があったことだけ伝えてほしい」ケースでは、件名を短くても確実に残すことが生きます。
用件の型を先に分けておくと、伝言メモは一段と使いやすくなるでしょう。
切る前に自分の名前を名乗る
電話を切る前の一言は短くても効きます。
「私、〇〇が承りました」と名乗るだけで、相手は「きちんと伝わる」と安心し、担当者も誰が受けたかをすぐ確認できます。
研修でこの一言を徹底したところ、伝言の取りこぼしと「言った言わない」のトラブルが目に見えて減りました。
言葉そのものは簡潔でも、受け手の責任を明確にする効果は小さくありません。
伝言は口頭で済ませるより、残る形にしてこそ役に立ちます。
付箋でもチャットでも、自社のルールに従って担当者の目に確実に触れる場所へ置き、渡したつもりで伝わっていない事故を防ぎましょう。
名前を名乗って、メモを残す。
この二つがそろうと、受けた側の安心感と引き継ぎの確実さが両立します。
電話をかける側のマナー:時間帯・準備・名乗り
電話をかける側では、相手の業務の流れを読んで時間帯を選ぶことが、第一のマナーになります。
始業直後の30分以内や昼休み、終業間際は避け、午前なら10時以降、午後なら14時以降を目安にするとつながりやすく、話も落ち着いて進みます。
避けたい時間帯とかけやすい時間帯
始業直後は朝礼やメール確認で手が離せず、昼休みは休憩に入っているため、電話は思った以上に止まりやすいものです。
商社時代、午前一番にかけた電話が朝礼中と会議中で何度もつながらず、10時以降にかけ直したら一度で通じたことがありました。
急ぎでなければ16時ごろまでに済ませるのが無難で、相手の締め作業まで見越して動くと印象も整います。
かける前の準備
電話は、話しながら考えると流れが途切れ、相手の時間を余計に使ってしまいます。
かける前に、用件、伝えたいこと、聞きたいこと、必要な資料を30秒でもよいのでメモに落としておくと、会話の順番が自然に決まります。
用件を整理せずにかけて資料を探しながら待たせた失敗があると、準備の有無がそのまま通話の滑らかさに出るとよくわかるはずです。
名乗り→相手の都合確認→用件の順で話す
つながったら、最初に「お世話になっております。
〇〇株式会社の××と申します」と社名と氏名を名乗ります。
受ける側と違い、かける側は自分から先に名乗るのが基本です。
名乗ったあとに「今お時間よろしいでしょうか」と相手の都合を確認し、話せる状態かを確かめてから本題に入りましょう。
いきなり用件を長く話し始めず、相手の状況にひと呼吸合わせることで、電話全体が穏やかに進みます。
電話の切り方と難しい場面:終話・営業電話・クレーム
電話の終わり方は、相手との関係性をそのまま映します。
原則はかけた側から切り、受けた側は相手が切るのを待つのが丁寧です。
とはいえ相手が目上の人やお客様なら、かけた側でも先に切らせない配慮が求められます。
最後の一瞬まで応対は続いている、と意識しておくと乱暴な印象を避けやすくなります。
切る順序と受話器の置き方
電話を終えるときは、まず締めの言葉を添え、用件が残っていないかを確かめてから切りましょう。
「本日はありがとうございました」「失礼いたします」と一言あるだけで、会話はきちんと閉じた印象になります。
新人が話し終えた勢いで受話器を「ガチャン」と置いてしまい、相手に冷たさを残した場面は珍しくありません。
切る瞬間まで応対は続いていると教えると、声だけでなく所作まで整いやすくなります。
置く動作も同じです。
一拍おいてからフックを指で静かに押し、受話器を戻すと音が立ちにくく、最後まで丁寧さを保てます。
大きな音は、会話の内容がどうであれ相手の受け取り方を損ねやすいものです。
電話応対は言葉遣いだけでなく、音を立てない配慮まで含めて完結すると考えてください。
営業電話の見極めと丁寧な断り方
営業電話と思われるときは、すぐに取り次がず、社名と担当者名、用件を先に確認するのが基本です。
「失礼ですが、御社名とお名前をお伺いできますか」「どのようなご用件でしょうか」と確認すれば、必要な通話かどうかを落ち着いて見極められます。
研修現場でも、動揺して名乗らせないまま取り次ぎ、担当者の時間を奪ってしまった失敗から、社名・用件を先に確認する一手間が組織全体を守ると学びました。
断る必要があるなら、「恐れ入りますが、現在そのようなサービスは必要としておりません」と丁寧かつ明確に伝えましょう。
あいまいな返答は再架電を招きやすく、結果として受け手の負担が増えます。
やわらかい言い方でも、断る意思ははっきり示すことが大切です。
営業電話では、親切さと線引きを両立させる姿勢が求められます。
クレーム電話の初動
クレーム電話では、相手を待たせないことが最優先です。
まずは話を最後まで聞き、不快な思いをさせたことへのお詫びを述べましょう。
途中で説明を挟みたくなっても、最初の段階では受け止める姿勢が信頼につながります。
たらい回しにしないことが、一次対応のいちばんの役割です。
自分で判断できない内容は、速やかに担当者や上司へ取り次ぎます。
ここで大切なのは、相手の怒りを切り離して扱わず、窓口として引き受けることです。
折り返しや確認が必要な場合も、その場で流さず次の対応先を明確にしておくと混乱を防げます。
クレーム対応は完璧な返答より、逃げずに受け止める初動が効く場面だと言えるでしょう。
大手商社での総合職15年を経てビジネスマナー研修講師に転身。名刺交換から国際儀礼まで、実践的なビジネスマナーを指導します。
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